ボーイスカウト運動
【 歴史 】 1907 年ボーイスカウトの創始者ロバート・ベーデン- パウエル卿はイギリスのブラウンシー島に20 人の少年たちを集めて実験キャンプを行いました。ボーイスカウト運動の始まりにあたります。 【 活動内容 】 ボーイスカウトとは、仲間たちと自然の中で遊びながら、いろいろなことを身につけて、より良き社会人を目指す活動です。 【 目指すこと 】 ボーイスカウト運動が目指すもの。Creating a Better World(より良き社会を作る)。 【 世界への拡がり 】 ボーイスカウト運動の目的・教育システムは世界共通です。名称も世界共通で、「ボーイスカウト」または単に「スカウト」と世界中で呼ばれています。1920 年には、国際事務局がロンドンに開設され、以来、人種・宗教・言語など、あらゆる違いを越えて、世界中の青少年の友愛を深めることを目指したスカウト活動が積極的に展開されています。 現在、世界スカウト機構に161 の国と地域が正式加盟し、約3,000万人が活動しており、世界事務局がスイスのジュネーブに設置されています。また、これまでに2 億5,000 万人以上の人々が人生の一時期をボーイスカウトとして体験して、それぞれの社会の有能な一員として活躍しており、この運動の実績は高く評価されています。この数字は、ボーイスカウト活動が世界的規模で発展していること、その意義が広く世界に認められた証といえます。 【ジャンボリーを始めとした各種大会】 ボーイスカウトでは各種のキャンプ大会を開催し、スカウトたちはそこで日頃の訓練で培った技能や技術を発揮するとともに、多くの仲間たちと友情を深め合います。 日本の大会の中で最も規模の大きいものは、4年に1度開催される日本ジャンボリーで、全国47都道府県から約2万人のボーイスカウト(中学生年代のスカウト)が一堂に会し、野外を主な教育の場として学び、相互理解・国際親善を図ります。平成22年8月に静岡県富士宮市で、第15回日本ジャンボリーが、国内1万9,000人海外1,000人の参加を得て開催されました。また、日本ジャンボリーの合間を縫うように世界ジャンボリーが開催されますが、2011年には、第22回世界ジャンボリーが4万人の参加者によりスウェーデンで開催され、日本からは約1,000人が参加しました。 2015年には第23回世界スカウトジャンボリーが山口県きらら浜で開催されることが決定し、世界中から3万人が参加します。2013年には、このプレ大会がアジア太平洋地域スカウトジャンボリー、そして第16回日本ジャンボリーとして、同じ会場・プログラムで開催されます。また、世界スカウトジャンボリー日本開催を契機に、スカウトが国際理解と国際交流を促進するプログラムとして「ウェルカム・ザ・ワールド」プロジェクトが展開されています。この他にも、高校生年代のスカウトを対象としたベンチャースカウト大会や、障がいのあるスカウトの大会、日本アグーナリーなどが4年ごとに開催されています。 |